こんにちはー茜です

私は本が好きでしてね~

近所の図書館が本の整理をする間休館するってんで、10冊貸出とゆー大盤振る舞いをやってたんす
夫の図書カードも借りて、娘の絵本と合わせて20冊借りてきました。

最近はいちこも私が本を選んでいる間大人しく待っていられるようになって、
本に囲まれながら気になったタイトルの本を手にとって吟味したり、
「これだ!」って本に出会えた時のパズルのピースがカチッてはまるみたいな感覚とか・・・

図書館で幸せな時間を過ごしてきました。
家にも20冊新しい本があることもまた幸せだし。


●久しぶりに東野圭吾を読んだら喜びが止まらなくなった


そんな私の本好きは、母譲り。

私がドキュメンタリとかルポとかを読んでるのとは反対に、母は小説一本。それもミステリとかサスペンスが好き。
実家に行くと必ず図書館から借りてきた本があるので、実家に泊まるときは私も読んでいます


そこで久しぶりに東野圭吾読みましたー^^

今回読んだのは、『人魚の眠る家』


東野圭吾は社会問題のミステリを書くことが多いんですけど、これは“脳死と臓器移植”がテーマでした。

彼の小説を読んだらいつもそうなるんですけど、今回も途中で止められなくって、夜中の2時まで一気に読んじゃった。

そして、布団に突っ伏しながら、じんじん痺れる頭で思った。

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私は東野圭吾が、数ある小説家の中でダントツに好きなんです。

久しぶりに彼の小説を読んだら、布団の中でドキドキが止まらなくなっちゃって。

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『人魚の眠る家』は、さっきも言ったように“脳死と臓器移植”がテーマだから、内容自体は重い。
救われない命もあるし、ハッピーエンドとは言えない終わり方かもしれない。

ほとんどの人は、掠ることもなく一生を終える問題。
だけど、日本のどこかで、確実に直面している人たちがいる問題。
もしかしたら、自分も当事者になるかもしれない問題。
矛盾をはらんだ解釈や法律だけど、白黒つけれない問題でもある。

それなのに、さわやかな読後感。
温かくって、切なくって、悲しくって・・・・。

いろんな感情がない交ぜになってるのに、全然嫌な終わり方じゃない。

これぞ、東野圭吾。

難しいテーマをさまざまな登場人物の視点で書き切って、読者への押しつけがましさもなく、説教臭さもなく、
登場人物はみんな懸命に生きていて、葛藤の中で落とし所を見つけていて・・・。

考えさせられて、ドキドキさせられて、感動して、最後どうなるのか全然読めなくて、もう寝なきゃって思ってるのに文字を追う目を止めることができなくて・・・。

まさに東野圭吾の真骨頂ともいえる作品だった。

素晴らしかった。
完璧だった。
最高のエンターテイメントだった。


自分でもびっくりするぐらい、胸がいっぱいになって、嬉しくて嬉しくて、幸せでたまらなくなってしまった。
単にこの作品に感動したっていうよりは、東野圭吾の手腕に感動したんだ。

こんなに本を読んだだけでいろんな気持ちにさせられて、多幸感に包まれる作家は他にいない。
しかもこれはノンフィクションなのに。


こんな作家がこの世にいることが嬉しいし、

原作を読めるってことも嬉しいし、(他の国の言葉で書かれた本の翻訳じゃなく)

自分が本好きだったから彼の作品に出会えて感動できるってことも嬉しい。
私が活字嫌いだったら、きっと出会えてないし、苦労して読んでもここまで感動できなかったはずだから。


私はしょっちゅう彼の作品を読んで、こんな気持ちになってる気がする。
本は大好きだけど、ここまで心の奥底から嬉しい気持ちが爆発するのは東野圭吾の作品だけだ、今のとこ。



●ってわけで、私の中の最高の東野圭吾作品を紹介したい。

『容疑者Xの献身』

東野圭吾の代表作の一つ。

カフェで読んでたんやけど、涙が止まらなくなって3日間ぐらい泣いちゃった。
でも何でここまで感動してるのか、自分でもわからんかった。

単にいい話や・・・とか純愛に感動・・・ってことじゃなくって、
主人公の石神の人格に圧倒されたからだって、今ならわかる。

殺人の動機やその時の気持ちって、怒りだったり正当防衛だったり錯乱したり・・・いろんなパターンがあるけど、石神の場合は今まで描かれてきたタイプじゃなかった。
どの作家も脚本家も書いたことのない人格だったから、それゆえ読者の度肝を抜いたんやと思う。


ちなみに、この作品を読んだ後、私は石神(数学教師)の勤める学校に通う女子高生のキャラクターを生み出し、脳内で石神と恋愛をさせていた。
ちなみに私の中の石神のイメージはカンニング竹山だった。
「カンニング竹山」の画像検索結果



『天空の蜂』

これは“原発の安全性”がテーマだったかな・・・?
もう何年も前に読んだからうろ覚え

テロリストが原発にミサイルを積んだヘリコプター(このヘリの名前が“天空の蜂”)を墜落させようとするお話。
お約束でそのヘリにちゃっかりわんぱく少年が潜り込んでたりするから、テロリストもさあ大変

もともと原発の問題には関心があったから心に残ってる。

これを読んだ頃は、作者なんて全然意識してなかったと思う
あとから見返したら、「これも東野圭吾だったの!?どーりで!!」って感じだった。


『手紙』


テーマは“犯罪加害者の家族”。

被害者家族は、ニュースでもたびたび登場するしドラマでもよく出てくるから、なんとなくイメージできるんだけど 加害者の家族となると、ほとんど触れられない。
凶悪犯罪のニュースとか見たら、「身内がこんな酷い犯罪を犯して、この家族はこれからどうやって生きていくんだろう」って、だれもが考えたことあると思う。

「きっと引越して、誰も自分たちを知らない場所に行って、ひっそり生活するんだろう・・・」

とは思うけど、それで終わり。
具体的なイメージは湧かないから。


『手紙』では、貧しさゆえに強盗殺人を犯してしまった兄と、チャンスを掴もうとするたびに兄の犯罪のせいで挫折し続ける弟が登場する。
もともとは仲の良かった兄弟の心の距離が開いていく様子もリアルだった。

東野圭吾の魅力の一つは、登場人物のリアルな心理描写だと思う。
ほとんどの作品で、登場人物は地味で変哲もない、普通の人間であることが多いんだ。


『手紙』は、日の当らないテーマを題材にしていることと、全体に漂う悲しさのおかげで、東野圭吾の作品の中でも忘れられない一つになっている。



『ナミヤ雑貨店の奇跡』

東野圭吾にしては、異色のファンタジー。
この人ファンタジーも書けるのねって感動した。どんだけ多才だよ

『時を駆ける少女』みたいな、タイムリープもの。
伏線が散りばめられまくってて、だんだん繋がっていくのが面白い。

登場人物のほとんどが幸せになるのもいい。

東野圭吾は、キャラクターにちゃんと救いがあるところが好き。
ないのもあるけど。



●読んだ後床にたたきつけたくなった本もあるよ

まー、中にはぜんっぜん肌に合わなくて、もうトラウマモノになっちゃったのもある。

『さまよう刃』


テーマが“少年法”で・・・

お決まりの、「どんなに残酷な犯罪を犯した屑共でも、18歳以下なら罪に問われない」みたいな。

読者の望むとおりに終わったら小説家の名折れ、とでも思ったのか、最悪の結末を用意してきた。
何の救いもないし、誰も幸せにならないし、読後感は最悪だし、気持ち悪いし、スゲーキライ。

東野圭吾の手腕で一気読みしちゃって、文章が読みやすいもんで余計犯罪の内容がグロテスクで・・・


でも評価高い。
映画にもなってるし。

なんで




他にもいっぱい読んでるけど、特に印象に残ってるのはこんぐらい。

今実家に帰ってて、しばらくいる予定。
なーーーんもすることなくて退屈過ぎ。


あ、台風来ますね。

みんな気をつけよーね。



おしまい。