こんばんはー茜です


今回はかなり前に放送された番組のレビューです。NHKなのでいずれまた再再放送されることを期待して・・・。

私は今、NHKの『ドキュメント72時間』とゆー番組にハマってます。

そのきっかけになったのが、「生地とボタンと私」という回。
私自身今年から裁縫に手を染めたので、いったいどんな内容なのかと気になって。

色とりどりの布からお洒落(しゃれ)なボタン、コスプレ用のかつらまで。
50万点にも及ぶ手芸・服飾用品がそろう新宿の大型手芸店が舞台。
花見のためゴブラン織りの敷物を買う人、“シンプルな白い布”を探して何時間も見て回る女性、人形服の素材を探すイギリス人男性…。
小さなボタンや生地を手に、想像を膨らませる人々の3日間。
生地とボタンと私より
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●「生地とボタンと私」の感想、じっくり書くよ

新宿の大型手芸店には、ありとあらゆる客層の人がやってきます。

衣装の後ろに背負う羽づくりを本業にしてる人(それだけで成り立つからスゴイ!!)

縄を買いに来た緊縛師(そんな人初めて見た!なんでその職業に??)

テキスタイルのデザイナーを目指すインドネシアからの留学生(あたしもバティック持ってるよ☆)

癌の余生をお裁縫にハマって穏やかに過ごすおばあさん(「病気になってよかった~」っていうその境地スゴイ・・・)

他にもマニキュアを塗ってアクセサリーをいっぱいつけた男性とかピンク色の髪の人とかコスプレ趣味を隠してるモデルとか・・・。
客層の多様さに私はびっっっくりしてしまいました!!

田舎の手芸店を三日間取材したって、絶対いない人々だもんな・・・。
子供の幼稚園入学で、節約のためにお裁縫はじめたって主婦がほとんどだろーな多分。
私も目標は自分の服作りやけど、娘に服を作るところから始めてるもんな。


今まで田舎サイコー☆勝ち組☆彡
って思ってたし、
東京なんて人が住むには環境が悪すぎるよなぁって思ってた。

でも違った。

この番組は、私に大都会東京の魅力を、底力を教えてくれた。

「普通」でいられない人、自分ならではの価値観を持つ人、枠にはまりたくなんてない人・・・
東京ほど人がいれば、狭いコミュニティでは居場所がない人でも価値を見出してくれる場所もあるんだって、そう思った。

独特のファッションセンスも、東京じゃ誰かにはヒットする。
わかってもらえる。盛り上がれる。そして人脈から仕事になることも・・・。

手芸店という特別でも何でもない店に、こんなにたくさんのおもしろい人たちがやってくるなんて。

生物多様性ならぬ人間多様性は都会だからこそ実現できるし、そこが都会のおもしろさだなぁって思った。
田舎では到底及びもつかない、人種から価値観から背景から様々な人が、ごちゃ混ぜで生きてる。
そんでそこら中で化学反応が生まれまくっている。
大きなものから、小さいものまで。

だからこそ、遠くからでも人がやってくる。
いろんな価値観渦巻く東京に、引き寄せられていく。

私も日暮里(手芸屋さんがいっぱいある)には行ってみたいって思うし。


番組が放送されて時間が経つ。
私の中で、印象に残っていて今でも輝いている言葉がある。

インドネシアからの留学生の、

「やっぱり、人って、何か作らないといけないと思います。何かを。それで、生きるって感じ」
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たどたどしい日本語で、照れながら語ってくれた胸の内。


●「働かせてください!!」―働くことは生きること。by『千と千尋の神隠し』

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話は変わるけど、留学生の「創ることは生きること。」ってゆー話に、私は『千と千尋の神隠し』を思い出したんす。

異世界に来た千尋は、両親を助けるためにも、湯屋で働くしかない。
働かなければ生きていけない。
千尋の労働に選択肢はありません。奴隷と同じ。

誰もが好きなことだけで生きていけるわけないし、「今はこれをするしかない」って状況は多分にある。
でも、生きるためだけの千尋のような働かされ方は、心を壊してしまう。
もちろんその仕事にも喜びを見いだせる場合もあるけど、それは個人の問題。


やっぱり人間にとっての喜びって、創造することだと、私は思うんす。
留学生も同じことを言ってるんじゃないかなぁ。

人間はずーーーーっと、何万年もモノを作り出すことで生きてきた。
石器、服、食器、料理、歌、絵、踊り・・・。

だからどの人間にも創造のDNAは刻まれてるはずだし、創造=自己表現だから、人間にとってつくること・生み出すことってのは、生きていくうえで絶対外せないものなんです。
そこがヒトという生き物の特徴の一つかなって。


千尋の「生きること=労働」の他にもう一つ、「生きること=創造」っていう面を、私たちは持ってる。
社畜とか奴隷労働とか、そーゆう状況は今でも浸透してる。
でも何かを表現(創造)することによって、その人生に彩を添えることはできるはず。
辛い時期にも、自分のつくったもの(表現したもの)が、いろんな形で自分を支えてくれる。


私が裁縫や、料理や、ブログを楽しんでいる気持ちは、手芸店にやってくる風変わりな客たちときっと同じ。いや、彼らの方がもっともっと楽しんでるかも。

とりあえず、「好き」は自分を助けてくれるし、
「つくる」は外の世界とつなげてくれる。


東京の良さもわかったし、人間っておもしろいなって思わせてくれたし、
こんなふうに、いっぱいいっぱい考えさせてくれた番組でした。

これからも要チェックです☆



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